最期のことば#熱海市土石流災害#鎮魂の祈り

おひとりさま日記
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2021年8月20日より、私の住んでいる静岡県でも新型コロナウイルス感染症の「緊急事態宣言」が適用されました。それ以前、いわゆる「まん防」が適用になっていた時の話です。
ちょうどお盆の頃、8月14日朝、何となく気分が冴えなかったのですよ。

控えてはいたけれど、いよいよ好きなお店(飲食店)にも行けなくなっちゃったなあ…
9月上旬に予定していた「下田旅行」も中止だな…

何よりもまず、収束のきざしも見えず増加の一途をたどる「コロナ禍」に対して、先行きが悲観的に思えて仕方なかったのです。

そのような気分の中、何気なく開いた地元の「静岡新聞」。そこには、そんな「甘ちゃん」な私の考え方を覆す記事が掲載されていました。そして、自分自身をとても恥ずかしく思えたのでした。

熱海市伊豆山の大規模土石流で亡くなった高校生最期のことば

2021年7月3日に発生した熱海市の土石流災害では大勢の方々がお亡くなりになられ、いまだ行方不明の方々もいらしゃいます。8月13日に身元が確認されたのは高校3年生(17歳)の女の子でした。
その女の子は、ご自宅と一緒に土砂に流されてしまったそうです。流されてすぐお亡くなりになったのではなく、生きていらっしゃる時間もあったようです。彼女はインスタグラムに最期のことばを遺していました。




生き埋めニなひました


(以上:静岡新聞の記事より)

どんな気持ちでこのことばを遺したのだろう?

17歳の彼女がどんな気持ちで、どんな状況下でこのことばを遺したか……きっと想像を絶する状況だったと思います。

力を振り絞って投稿したんだろうな…
助けてほしかっただろうな…
さぞ怖かったろうな…





そして、もっともっと生きたかっただろうな…

鎮魂の祈りに繋がる生き方

災害で命を落とされた、たくさんの方々がいらっしゃいます。私は、彼女の生々しい最期のことばに教えられました。そして、改めて自分が「今、生きていること」に感謝しなければならないと思ったのです。

コロナ禍がなんだ!
今、生きていることすべてがありがたいのだ。
自分の置かれている状況で、人に対しても何に対しても誠実に生きていくしかないのだ!



そのことが、亡くなってしまった方々への「鎮魂の祈り」に繋がるのだと思います。




すずかさん、大切なことをおばさんに教えてくださり、ありがとうございました



合掌