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私の母校、静岡県立藤枝東高校は、当時女性がとっても少ない高校でした。
1学年300人くらい中、女性が60人かな?(約2割ですね)
いつの間にか、男女比が同率程度になったようですが……
そんななか、数少ない女性の先輩のことをご紹介しましょう。
日本画家 北村さゆりさん
学生時代は存じ上げなかったのですが、だいぶ大人になってから、ご縁あって知り合いになりました。
藤枝東高校卒業後
多摩芸術大学絵画科日本画専攻
多摩芸術大学大学院美術研究科修了
ご自身の製作のほかに、宮部みゆきさん、山本兼一さん、最近では今村翔吾さんなど、数多くの作家の本の表紙絵や挿絵。
雑誌「サライ」のシリーズ記事、「半島を行く」の挿絵などなど…
とてもご活躍されています。
久しぶりの故郷での個展
もう終わってしまいましたが、7/13~26
藤枝市の「アートカゲヤマ」にて、さゆりさんの個展が開かれました。
事前にお知らせをいただいていたので、ご本人がいらっしゃると伺った初日に行ってまいりました。
「こんな時(コロナ禍)だから、SNSやHPにもアップしていいよ。」とのご了解をいただきましたので、
作品の一部をご紹介します。
さゆりさんを尊敬しているところ
せんえつながら、私はさゆりさんを同じ女性としてとても尊敬しています。
それは、どんなところかというと
筆一本で立っているところ
絵(芸術)を職業にするって、素人考えでも、本当に大変なことだと思うのです。
世間に認められなければなりませんし…
きっと、いろいろなご苦労もあったと思います。そんな中「好き」もあるでしょうが、それを「職業」としてやっておられる。
同性ながら、とてもかっこいいと思います。
「腹がくくれている」と申しますか……
ひとりで立つ「覚悟」
ですよね
前向きであるところ
今回の個展のフェイスブックでのお知らせの中に「自分のしたい事は始まったばかり」とのお言葉がありました。
サラリーマンであれば退職のご年齢(さゆりさん、ごめんなさい!)であるのにもかかわらず……
自分のしたい事は始まったばかり
と、さらりと言ってのける姿に感銘を受けました。
そのことをさゆりさんにお伝えしたら、「若いころと違って無理が効かなくなる分、材料の知識がつく。そこんところが楽しくてね。」とのお言葉。
は~~そうか~~と、私。
自分自身や自分の仕事を探求することは
いくつになっても始められるんだ。
(要は、気持ち次第!歳は関係なし!)
だと、教えられました。
私は、ひとりで立つ覚悟を持っている女性が好き
私の場合は、「たまたま」夫が先に亡くなってしまったので、仕方ないのですがね……
世の中には、経済的にも精神的にも「自立」している女性が数多くおられると思います。
(もちろん、専業主婦さんを軽視しているわけでは、けっしてありません。)
ただ、私は同じような生き方をしている女性に
どうしてもシンパシーを感じてしまうのです。
さゆりさんを見習って、私も、もっともっと自分を磨いていかねば!!!
さゆりさんの個展を拝見して、改めてひしひしと感じたのでした。