ひまわりの思い出#「彼女」のこと

おひとりさま日記
この記事は約2分で読めます。

目次

今日も猛暑です。

個人的に「夏」は苦手です。

そんな「夏苦手女」の私ですが、この時期に好きなものもあります。

それは、夏の花「ひまわり」です。

この花を見ると、暑い日々もなんとかしのげる元気が出てきます。

それと同時に、いつも「彼女」を思い出すのです。

今日は、その「彼女」の話しをしましょう。

ひまわり(向日葵)とは

あまりにも身近な花ですね。

しかし、あえて調べてみました。

キク科・ヒマワリ属

原産地:北アメリカ

開花期:7月~9月 (1年草)

花言葉:憧れ・あなただけを見つめる

私のイメージとしては、真夏の焼けるような暑さにも負けず、すっくと立つ「力強い花」のイメージです。

「彼女」のこと

「彼女」とは、私がかよっていた名古屋市の小学校の同級生Mちゃんのことです。

Mちゃんは、ちょっと「いじめられっ子」でした。

もう、40年以上も前のことですので、今でいう「いじめ」というよりは、「少し仲間はずれになりがちな子」という感じでした。

夏のある日のこと、担任の先生が「夏」をテーマに詩をつくる宿題を出されました。

そして、後日

「一番良かったのは、Mさんの作品です。」

と担任の先生がおっしゃり、皆にその詩を披露してくださりました。

ひまわりは負けず嫌いだ

私は今でも、Mちゃんの詩をよく思えています。

ひまわりは負けず嫌いだ

誰よりも、大きく高く伸びる

秋には、たくさんの子どもを抱いて

ちょっと仲間はずれになりがちだったMちゃん。

おとなしかったMちゃん。

ともすれば、クラスの中に存在が埋もれていました。

そのMちゃんに、こんな素敵な感性があったとは。

私も含め、皆がびっくりしました。

もしかしたら、Mちゃんは力強い「ひまわり」に憧れていたのかもしれませんね。

担任の先生は

「負けず嫌い」の様子を

誰よりも大きく高く伸びること

誰よりもたくさんの子ども(種)をつくること

の2点によく表されていると、Mちゃんの作品をとても褒めました。

きっと、Mちゃんの「クラス内での立ち位置」をよくご存じで、あえて、みなに披露したのだと子供ながらに感じました。

あとがき

その後もMちゃんの「クラス内での立ち位置」は、表面きっては変わらなかったと思います。

でも、明らかにクラスメイトの「心の中での立ち位置」は変化したと思います。

その証拠に、40年以上経った今でも

私が覚えているくらいですから。

Mちゃん、元気かな?

また

暑い暑い夏が来て、ひまわりが咲いているよ。