顔面麻痺療養日記最終回#1 病から学ぶ

おひとりさま日記
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顔面麻痺という突然の病に襲われて、私が今回学んだこと、それは

1. 病気になったら(怖いけれど)その病気をよく知る
2. 知ったうえで自分が行える(納得できそうな)治療を、積極的に行う
3. 治療を行いながら、自分なりに分析して、必要とあれば新たなアクションをおこす。
4.
医療機関の方々のアドバイスをいただきながらも、あくまでも治すのは「自分」
だと自覚する。(自分の自然治癒力を信じる)


病気治療にもP(Plan 計画)D(Do 実行)C(Check 評価)A(Action 改善)を回す。

この流れが大切だと実感しています。

発症から約1か月半を過ぎ、現在、おかげさまでほぼ完治のところまできております。
(見た目にはわからないくらいです。)

4月上旬に病院にいって参りましたが、主治医の先生は「もうほぼ治ってきていますね。これからはどんどん良くなる一方ですよ。」との、嬉しいお言葉。本当に安堵しました。

そこでこの療養日記最終回として、万が一同じ病を突然発症してしまわれた方への一助になればと思い、上記流れに沿ってまとめておきたいと思います。

病を知る(初期対応)

まず、最初に大切なこと。突然顔や口が動かなくなったら「顔面麻痺」を疑ってください。受診科は「耳鼻咽喉科」です。その場合、個人医院ではなくMRI(脳の病かもしれないので、検査が必要です。)設備のある総合病院に行ってください。

私は幸いにも脳には異常はありませんでしたが、最初どこの病院を受診したらよいかわからず、近所の内科→個人医院の耳鼻科→地元の総合病院 と、病院難民になりました。
最初から総合病院に行っていたら無駄に時間とお金を使わなくてよかったのにと。

顔面麻痺の初期治療としては、ステロイドの点滴(私は9日間)が必要になりますので、個人医院では休診日などがあり、こころもとないです。総合病院では土日も行ってくれますので、押しかけでもいいので「耳鼻科を常設している総合病院」に受診することを、個人的にはおすすめいたします。

(紹介状なしの受診の場合は、特別の料金が別途かかる場合がありますが、できるだけ早めの処置が必要だと思いますので、この際目をつぶってください。)

病を知る(知識を得る)

私の顔面麻痺の初期症状は

右の首すじあたりの痛み
顔の右半分が全然動かない
めまい、微熱、ふらつき 
右目はまばたきができない
うがいをすると口の中から水がもれる

このような感じで、本当に最悪でした。この先、麻痺が治るかどうかの不安に押しつぶされていました。そこで、すがるような思いでAmazonで購入したのがこの本

税抜き1,500円ですが、病のしくみ、検査の意味、リハビリのしかたなど、素人にもわかりやすくコンパクトにまとめられていました。点滴治療中にこの本を購入し、ざっくり理解をしました。

怖かったけれど、ある程度の知識を得ることによって、精神的にも安心することができたのは確かです。

「治すんだ」という意思(当時はまだ、そこまではいきませんでしたが)の芽生えを助けてくれるのは、「病を理解する」ことだと思います。

次回、療養日記 最終回#2につづく……